平成28年度 2年生の講義

2017年4月8日(土)

   脚本家/小説家の東多江子さんによる講義「児童大衆小説を書こう」④(選択)の講義が行われました。魔法や竜、宇宙人の出てこない児童小説は、思春期前期の男の子女の子の心の栄養になる文学。子どもの心に届くストーリーと語り口は、大人向けの小説と同じかそれ以上の難しさがあることが4回の講義の骨子でした。最後の講義は、受講生が作ったプロットに沿った「書き出し」(原稿用紙3枚)。子どもに読んでもらうための「語り口」について楽しく時に厳しい指導が繰り広げられました。

2017年4月7日(金)

    脚本家/小説家の東多江子さんによる講義「小説の設計図-プロットを理解を理解する」④(必修)の講義が行われました。多くの受講生が実作の中で暗礁に乗り上げる「説明と描写の違い」について特に詳しくレジュメを用いて説明。「説明で構わない部分」「描写することで面白くすべき部分」の見極めについて教えてくれました。

2017年3月31日(金)

   放送作家・小説家の花輪如一さんによる講義「小説の推敲と直し」④(選択)の講義が行われました。講義では原稿用紙30枚の小説(書き出しまたはクライマックス)を提出した受講生に対し、「あなたは誰に向けて何を書こうとしているのか?」「ではその通りに書けていますか?」と問いかけ続けます。小説を推敲し直しより良いものにするための視点の持ち方を伝えてくれました。全4回で50作近い提出作品全部を指導しました。

2017年3月25日(土)

   脚本家/小説家の東多江子さんによる講義「児童大衆小説を書こう」③(選択)の講義が行われました。自ら作った大衆児童小説の企画(単体モノまたは連作モノ)を元にしたプロットを提出してもらい、じっくりと検討。児童向けのわくわくさせるストーリーになっているか、きちんと結末はついているか、自分が読者(=児童)に伝えたいメッセージは込められているか、などをチェック。次回最終回に向けての課題は「書き出し(原稿用紙3枚)」です。子どもに向けた文章表現になっているかも重要なポイントです。

2017年3月24日(金)

    脚本家/小説家の東多江子さんによる講義「小説の設計図-プロットを理解を理解する」③(必修)の講義が行われました。提出された課題は「プロットのリライト」。前回の講義を経てどれだけ「向上」したかを細かく指導。ぐっと良くなった人には更に良くするためのアドバイス、思ったほどではなかった人には直す際の目線の起き方について再度伝えました。プロットがある程度出来たとなると、後はどう書くか。次回の課題は「書き出し(原稿用紙3枚)。読者の心をつかむ書き出しになるかどうか、力量が問われます。

2017年3月17日(金)

   セーラームーンからウルトラマンまで、アニメ・特撮脚本の第一人者であり小説家・小林雄次さんの講義「映像から学ぶキャラクター小説作法」(選択)が行われました。テキストは現在発売中の自著「小説スマイルプリキュア!」と「キセキ-あの日のソビト-」。人気アニメのスピンオフ/後日談小説と人気映画のノベライズがどのように書かれたかという出版業界の裏話はもちろん、読者を惹き付ける書き出し、キャラが既に出来上がっている「足かせ」を反転させて面白さに変える工夫など、プロの小説家ならではのテクニックを紹介してくれました。

2017年3月10日(金)

   放送作家・小説家の花輪如一さんによる講義「小説の推敲と直し」③(選択)の講義が行われました。今回も過去2回同様、受講生が提出した作品(原稿用紙30枚)への講評。エンタメ小説に基本「Riddle(謎) → Hint(手がかり) → Solution(解決)」の3ステップを押さえることの大切さを強調。世間を騒がせている事件を例に、キャラ作りの極意も教えてくれました。

2017年3月4日(土)

   脚本家/小説家の東多江子さんによる講義「児童大衆小説を書こう」②(選択)の講義が行われました。課題は「シリーズもの企画書」と「単体もの企画書」。受講生の皆さんの企画書に対し1作品ごとに「児童大衆小説として成立するのか」「商品にするために必要なこと」を指摘。次回は、どちらか1つを選んでプロット作成。長さは作品によって異なりますが、とりあえず完成を目ざします。受講生にとって一番難しいのは、「小学生文体」、児童小説ならではの文体を使いこなせるかのようです。

2017年3月3日(金)

   脚本家/小説家の東多江子さんによる講義「小説の設計図-プロットを理解を理解する」②(必修)の講義が行われました。今回の主題は「プロットの直し」。改定にあたって注意すべき点、さらに「一人称がだめで三人称で書く理由」を説明してくれました。それを受けて、全開の課題として提出された「プロット」を1つ1つチェック。次回の課題は、今回の講義を受けての「プロット直し」。より良い作品を生み出すための設計図をどう仕上げてくるか、楽しみです。

2017年2月25日(土)

   脚本家/小説家である内館牧子さんの特別講義「発想・題材・構成」が行われました。14万部突破のベストセラー「終わった人」をベースに、作家の「発想」「題材」「構成」についてお話していただきました。

2017年2月17日(金)

   放送作家・小説家の花輪如一さんによる講義「小説の推敲と直し」②(選択)の講義が行われました。前回と同じく、事前に提出した小説の合評。書いた受講生だけでなく全員が既に目を通している作品のため、講師の花輪さんだけでなく、受講生同士も内容についての質問をぶつけ合う、濃い講義でした。

2017年2月3日(金)

   1950年代から最前線で活躍し、今なお舞台に立ち続ける俳優・宝田明さんの特別講義「表現することの楽しさと難しさ」が行われました。

 

2017年1月27日(金)

   放送作家・小説家の花輪如一さんによる講義「小説の推敲と直し」①(選択)の講義が行われました。受講生の自作小説を1作品ずつ丁寧に解説し、推敲と直しのアドバイスをする講義の第1回です。事前に出された作品はすでに全受講生に配布してあるので、予習してきた受講生も多数。丁寧で熱のこもったアドバイスに納得することしきりでした。

2017年1月21日(土)

   脚本家/小説家の東多江子さんによる講義「児童大衆小説を書こう」①(選択)の講義が行われました。脚本家として活躍する一方、数多くの児童文学を書き続けている東さん。NHKのドラマ「中学生日記」や「虹色定期便」の脚本を書き続けた過程で児童文学のフィールドに進んだ経緯、児童文学を書く喜びと苦しみなどを実作者の立場から説明してくれました。対象となる子どもたちの年齢と感性の切り替えの厳しさなどのレクチャーがあった後、次回への課題。「単発モノ」と「連続モノ」の企画書を1本ずつ。

2017年1月20日(金)

   脚本家/小説家の東多江子さんによる講義「小説の設計図-プロットを理解する」①(必修)の講義が行われました。プロフェッショナルとして文章を書く上で、好むと好まざるとにかかわらず書くことを求められるのが「プロット」。プロットは何を目的として書くのか、具体的に何を書き込むのか、あらすじとどう違うのか、を詳しく教えてもらいました。そして自らのラジオドラマ作品のプロットと脚本(書き出し部分)を教材に、その具体的な違いを説明してもらいました。

2017年1月14日(土)

   編集者・小宮山民人さんの講義「児童文学の現在と書き方」④(選択)が行われました。全4回の講義を通じて書き上げた課題作品を合評。講義の中でインスパイアされたファンタジー系児童小説を、皆さん四苦八苦の末、見事に書き上げました。最後に講師の小宮山さんから児童文学への取り組む作家と編集者の立場の違いについて、リアルなアドバイスも。

2017年1月13日(金)

   脚本家/小説家・香取俊介さんの「小説を書き始める前の準備(選択)③」の講義が行われました。課題だった「中・長編小説のストーリー案」をベースに、時間の許す限り1人1人の作品について論評。良いところと考え直したほうがいい点、長・中編向きか短編向きか、実作に取り組み前に何を準備するべきか、などを具体的にアドバイス。これまでの実習の中で育てたタネを、創作の畑で太い幹の作品とするのはどうすればいいのか、など幅広いジャンルで創作を重ねてきた経験をもとに教えてくれました。

2017年1月7日(土)

  

2016年12月16日(金)

   放送作家/小説家の花輪如一さんの「キャラクターを建てる(必修)」④の講義が行われました。過去3回のように受講生の作品を読んだ上で指導。全4回講義のラストということで、キャラの作り方の奥義を披露。カミュ「異邦人」のムルソー、ドストエフスキー「罪と罰」のラスコーリニコフという世界文学の中の2大「殺人者」を例に、キャラクターを際立たせてるためのテクニックを教えてくれました。実際に書く物語の中で、キャラをどう思考させ、どう動かすか…あとは受講生の力量にかかっています。

2016年12月10日(土)

   編集者・小宮山民人さんの講義「児童文学の現在と書き方」③(選択)が行われました。前回の課題となったオリジナル児童文学の書き出し部分について、個人個人に方向性や修正点を指導。後半は全員を相手にした座学。「書き出し」「口調」「リアル描写の大切さ」「視点の設定」「人物・風景の設定」について、児童文学ならではの事情を教えてもらいました。次回講義は年明け。書きかけ作品を完了させてみんなで読み合います。年末年始、皆さんがんばってください。

2016年12月9日(金)

   脚本家/小説家・香取俊介さんの「小説を書き始める前の準備(選択)②」の講義が行われました。前回の課題「書きたい素材」を受講生が読み上げ、物語としての良し悪し、長編向きか短編向きか、実際に書いていく上での留意点を丁寧に説明。今回の講義に限らず、受講生の皆さんはたくさんの課題をこなす上で「物語のタネ」を数多くストックすることになりました。次回の講義は年明け、受講生ごとに「物語の素材の作り直し」「ブラッシュアップ」「プロット化」「実際に書き始める」など個別に与えられた課題をどのように仕上げてくるかがとても楽しみです。

2016年11月26日(土)

   編集者・小宮山民人さんの講義「児童文学の現在と書き方」②(選択)が行われました。前回の課題「私が書きたい児童小説のプロット」を小宮山さんが「ジャンル」「主人公」「謎」「展開」「結末」の5ポイントを抜き出し、「児童小説として成立するか」「面白くするにはどうすればいいか」「分量は何枚くらいを目指せばいいか」を個別に指導しました。「子どもが楽しく読み進められることが児童小説の根幹」という小宮山さんだけに、グイグイ引っ張る物語性の大切さを強調されていました。次回はいよいよ実作の講習です。

2016年11月25日(金)

   放送作家/小説家の花輪如一さんの「キャラクターを建てる(必修)」③の講義が行われました。前回に引き続き、提出された作品を受講生全員で読みあった上に花輪さんが直しどころを詳しく説明。びっしりノートに書き込んできた直しの要点を、軽妙な語り口で90分間、熱く伝える講義でした。

2016年11月18日(金)

   脚本家/小説家・東多江子さんによる「2年生修了課題ガイダンス」が行われました。1年生のときは「3つのキーワードから1つを選んで」と課題らしいものがありましたが、2年生には「テーマもキーワードのなし」、つまりフリースタイルの創作で勝負です。しかも長さは「短編小説」「童話」が原稿用紙10枚、「エッセイ・コラム」が5枚となり、まさに実力が試される真剣勝負。優秀者には1年生時と同様、賞状と記念品が送られます。来年1月末の締切を目指して、皆さんがんばってください!

2016年11月12日(土)

   編集者・小宮山民人さんの講義「児童文学の現在と書き方」①(選択)が行われました。アメリカ「トム・ソーヤーの冒険」、カナダ「赤毛のアン」などなど、各国でいちばん売れ老若男女から愛されている小説の分野が児童文学であるという立ち位置の説明から講義は始まりました。児童文学の3要素として、リアルか空想かを決める「ジャンル」、お話を引っ張る「謎」、読者の予想を敢えて外す「エンディング」を挙げてお話作りにチャレンジ。次回は、自分が書きたい児童文学のプロット発表会です。

2016年11月11日(金)

   放送作家/小説家の花輪如一さんの「キャラクターを建てる(必修)」②の講義が行われました。提出された前回の課題『名曲「Bohemian Rhapsody」の歌い出しの1行をもとにした小説/梗概』を1作品ずつ批評しながら講義を進めました。「主人公を誰にするのか」「誰の視点で書くか」「誰と誰を対立させるのか」など、書き進める上で必要なツッコミを入れつつ、楽しく解説してくれました。

2016年10月28日(金)

   編集者・宮田昭宏さんの「文芸編集者が語る「新人賞応募のためにやるべきこと」(必修)」の講義が行われました。「群像」編集部で村上春樹のデビュー作が新人賞に選出された時の裏話などを交えながら、編集者にとって新人賞とは何か、作家とどういう共同作業を行っているのかを教えてくれました。そして新人賞を目指すにあたり、もっとも大切なこと、アマチュア作家が絶対に忘れてはならないことも付け加え、受講生たちの背中を押してくれました。

2016年10月21日(金)

   脚本家/小説家・香取俊介さんの「小説を書き始める前の準備(選択)①」の講義が行われました。執筆準備としての日頃の準備(メモ・ノートを取り文字に落とし込んでおく習慣など)の大切さ、読者をどう想定するか、書き出し5枚で読者を惹きつけるコツなど、プロ作家としての実体験をもとに解説。自作の小説『観覧車』をテキストに、執筆前の「動機」、「発想」、「具体的な素材まとめ」を教えてくれました。

2016年10月14日(金)

   放送作家/小説家の花輪如一さんの「キャラクターを建てる(必修)」①の講義が行われました。まずは4月の修了式で配布された修了作品集に掲載された受講生の作品について寸評。一度作り上げた作品を、時間をおいて読み直し、長めの作品に育て上げることの大切さを教えてくれました。宮本輝の名作短編「泥の河」の登場人物について、キャラ立ての真髄について説明。次回以降の課題は『名曲「Bohemian Rhapsody」の歌い出しの1行をもとに登場人物と話を作る』。♭ママ~…の歌い出しからどんな奴らが飛び出すのか、楽しみです。

2016年10月8日(土)

   「脚本(選択)」:北阪昌人さんの「ドラマを面白くするテクニック」④の講義が行われました。前回の課題「1時間ドラマのプロット」をもとに優秀作品を解説。「面白いドラマ」の書き方を改めて説明。「序破急」「まずは事件を起こす」「登場人物は奇数」「クライマックス直前を丁寧に書く」などキャリアに基づく金言の数々に受講生のみなさんも納得していました。実践課題として、数人でチームを組み「浦島太郎」のドラマ化企画案作り。みなさん、構成やテーマ、登場人物を練り直した全く新しい「浦島太郎」を作りました。「作家は書くことでしか前へは進めません」という言葉で4回の講義は終了しました。

2016年10月8日(土)

   小説家・松本茂樹さんの「時代小説の書き方・実践編(選択)」④の講義が行われました。今回は「見上げれば天高く(大下久恵さん)」「芥子(けし)の思い出(大森智子さん)」「江戸のリア充(田籠洋介さん)」「剣の慢心(馬場泰光さん)」「色狂い(横塚崇浩)」の5作品を丁寧に論評。うち2つの作品については、文学賞受賞の可能性もあると激賞、きちんと推敲し直していくことが大切だと教えていただきました。最後に、「講義の総評」として、小説を書いていく上での心構えを話していただき、全4回の実践講座は終了しました。

2016年10月7日(金)

   脚本家/小説家・東多江子さんの「エッセイ実践(選択)」④の講義が行われました。3種類のテーマから1つを選択した上で書いてみる実践課題について1つ1つ解説。抽象的なテーマについて書くときは「論じない、描写する」。様々な意見があるテーマについて書くときは「軸を持つという意識を貫く」。新しい現象について書くときは「事象を改めて問い直す視点を持つ」。プロとして求められたエッセイを書くための心の持ち方に踏み込んだ講義でした。

2016年9月30日(金)

   脚本家・冨川元文さんの「文章の書き出しと描写・展開(必修)」④の講義が行われました。前回の課題「与えられたプロットから書き出しを書いてみる」(原稿用紙3枚~6枚)をクラス全員で読み合い、合評会。受講生の評価と講師の評価が一致しないところが、小説という創作の難しさを表しています。4回の実践講義と経験と、最後に教えてくださった「上手に書く2つのコツ」を会得して作家への道を進みましょう。

2016年9月17日(土)

   小説家・松本茂樹さんの「時代小説の書き方・実践編(選択)」③の講義が行われました。今回は「疱瘡(池田志保子さん)」「灯(小池優美さん)」「天窓の下(小島みき子さん)」「菓子は里の味にかぎる(小林紀代子さん)」「審判の時(石関恭子さん」の5作品を丁寧に論評。うち1作品については、プロ作家である松本さんが「これが本屋に並んでいたら私買いますよ」絶賛するほどの評価でした。課題が出されてわずか2ヶ月半でこれほどのクオリティの作品を提出した受講生の皆さんには頭が下がります。次回はもっと高い評価の作品を、しかも2作品も取り上げるそうです。

2016年9月16日(金)

   脚本家/小説家・東多江子さんの「エッセイ実践(選択)」③の講義が行われました。前回課題の1200字エッセイ「私のじけん」を一人ひとり音読&論評。身近な出来事を第三者にも興味深く読んでもらうための、切り口と表現の演習でした。次回(最終回)の課題は、3つのテーマ(「和のこころ」「真のグローバリズムとは?」「終活しますか?」)から1つを選んでの1200字エッセイ。テーマに向き合い、熟考とリサーチを重ね、自身の個性を作品化するレッスンです。

2016年9月10日(土)

   「脚本(選択)」:北阪昌人さんの「ドラマを面白くするテクニック」③の講義が行われました。前回の課題「好きな物語の登場キャラクター3名による序破急スキット」はなかなかの傑作揃い。好きなキャラを操る快感が面白いお話作りに昇華していました。今回の講義は「60分の長編ストーリーの作り方」。「5W1Hで創るプロットのタネ」「『3』の原則」「ドラマは心の変化でしか怒らない」などなど。次回への課題は今回の講義を受けての「面白いドラマ800字プロット」。なかなか厳しいハードルですが、皆さんの力作に期待します。

2016年9月9日(金)

   編集者・鈴木収春さんの「ネットで作家になる方法2.0」の講義が行われました。1年生時の講義のアップグレード版。文芸小説トップ10のうち6作までを占める「ネット発小説」のどこが受けているのか? どうすれば書けるのかを解説。「転生もの」「デスゲームもの」の設定を書いてみる練習。課題は「ネットで受けそうな小説のあらすじと設定を考えてみる」。提出者全員に鈴木さんがアドバイスをして返却します。

2016年9月2日(金)

   脚本家・冨川元文さんの「文章の書き出しと描写・展開(必修)」③の講義が行われました。今回の講義は「ストーリーの構造」。「桃太郎」「スーパーマン」「ハリー・ポッター」の構造は同じであること、大切なのはどんな"ひねり"をいくつ加えられるかであること、「浦島太郎」の構造で不条理物語を作って発表、など今回もチャレンジングな講義が繰り広げられました。次回に向けての課題は、あらかじめプロットを用意された「物語」の魅力的な「書き出し」を原稿用紙3枚~6枚で書いてみる、というもの。受講生全員で読んで、人気投票します。

2016年8月27日(土)

   小説家・松本茂樹さんの「時代小説の書き方・実践編(選択)」②の講義が行われました。今回は「品川宿の女(伊藤軍鶏さん)」「桜の下の誓い(河内まりえさん)」「許されざる者(久保田幸子さん)」「五高の庭に集いて(山口正人さん)」「魅惑の黒目(黒羽邦子さん)」の5作品を丁寧に論評。「エンタテインメント小説で一番大切なものは、理屈や考証よりも作者の感情」という松本さんの作家論が反映された熱い講義となりました。松本さんの推薦図書は「ビジュアルワイド 江戸時代館」(小学館)「大江戸ものしり図鑑」(主婦と生活社)の2冊です。

2016年8月26日(金)

   脚本家/小説家・東多江子さんの「エッセイ実践(選択)」②の講義が行われました。前回の1200字課題エッセイ「気になるひと」から優秀作品をピックアップ、作者本人が読み上げて寸評を加えながら講義を行いました。「読者は誰一人あなたのことを知らない」「時制を整理して読みやすく」「観察だけでなく洞察して書きなさい」といった具体的な指導満載。次回の1200字課題エッセイは「気になるじけん」。刃傷沙汰やスキャンダルでない日常のデキゴトをどう描くか、とても楽しみです。

2016年8月20日(土)

   「脚本(選択)」:北阪昌人さんの「ドラマを面白くするテクニック」②の講義が行われました。まずは宿題だった「アンデルセンの人魚姫を序破急の3ブロックで組み直して新しい物語を構成する」を解説(もちろん全員に添削して返却)。そして講義は「脚本の登場人物の描き方」。人数の法則から、面白い登場人物の3要素を紹介した上で、ドラマの作り方を教えてくれました。そしてコンパでよく使われる心理テスト「若い女性と水夫」をもとに主人公のキャラ設定方法も。次回の宿題は「好きな作品に出てくる3人の登場人物による会話」800字。

2016年8月19日(金)

   脚本家・冨川元文さんの「文章の書き出しと描写・展開(必修)」②の講義が行われました。夏目漱石、芥川龍之介、新美南吉、直木三十五の名作を教材に、作品の全体像と「書き出し」の関係を説明。その後、前回の課題「小説『道玄坂物語』の書き出し」の優秀作品をもとに解説。初心者が陥りがちな「説明描写」(脚本でいう「説明ゼリフ」)から抜け出す方法や、「作者の都合によらない、キャラクターを活かすストーリー作り」を教えてくれました。作家大学も2年目となるとレベルが高くなります。

2016年8月6日(土)

   小説家・松本茂樹さんの「時代小説の書き方・実践編(選択)」①の講義が行われました。5月の新年度開始時に「50枚~70枚の小説執筆(時代小説に限らず)」という課題を受けて19人が提出、全4回の講義で全員分をテキストに松本さんが1篇1篇に批評します。今回は「笑い草子(阿部明さん)」「天狗の里(樋口久美さん)」「ねたみん太鼓(山田順子さん)」「ととやの銀次郎(斉藤雷太さん)」の長編力作4篇。「ストーリーの幹を大事に、枝葉はその後」「作者の都合で登場人物を動かしてはいけない」などプロ作家ならではの指摘をしてくれました。

2016年8月5日(金)

   脚本家/小説家・東多江子さんの「エッセイ実践(選択)」①の講義が行われました。つい最近東さん自らがメディアに発表したばかりのエッセイ2篇をテキストに、エッセイを書く上で大事なこと3点を説明。特に3点目の「クロージング/着地点」についての解説はプロならでは。次回の課題は、身近にいる「気になるひと」についての1200字エッセイ。市井の人をどんな筆致で興味深い人として描けるか、「切り口」と「描写力」の見せ所です。

2016年7月30日(土)

   「脚本(選択)」:北阪昌人さんの「ドラマを面白くするテクニック」①の講義が行われました。音声ドラマ脚本の第一人者が教える「ドラマを面白くする方法はたった3つ」「美味しいハンバーグは最初に」「序・破・急ではなくて破・序・急」など、目ウロコフレーズの数々。クラス全員で、昔話「桃太郎」の主人公を変えて「序破急で再構成」する練習。とんでもない物語の種がいくつも飛び出しました。次回までの課題は、アンデルセン「人魚姫」の800字序破急再構成。あの悲しいファンタジーがどんなキテレツ話に生まれ変わるか楽しみです。

2016年7月29日(金)

   「必修」:藤井青銅さんの「切り口と語り口2.0」④の講義が行われました。提出された課題「衣・食・住についてのコラム」(原稿用紙5枚以内)をクラス全員で読んでの寸評会。一度書き上げた作品を、藤井さんとクラスメイトから指摘された点を中心にブラッシュアップして仕上げただけになかなかの完成度。全4回の講義を通じて「作者独自の感性を文章に投影させる」藤井青銅流テクニックを教えてくれました。

2016年7月22日(金)

   脚本家・冨川元文さんの「文章の書き出しと描写・展開(必修)」①の講義が行われました。1年生時の「構成について」全3回を受けて、2年生時は実践形式の「展開と描写」がテーマ。「説明でものは伝わらない」「感動は感覚でしか伝わらない」といった描写の講義に続いて、「全体の構成をあえて考えずに小説の書き出し部分だけ書いてみる」実践。「主人公が道玄坂を上ってある喫茶店に入ってある人物と出会う」までの話を1200字以上2400字以内。読者を引き込む工夫をどれだけ散りばめられるかに挑戦です。

2016年7月16日(土)

   「脚本(選択)」:井出真理さんの「ショートドラマを書こう~実践・プロットから脚本へ~」④の講義が行われました。前々回で書いたプロットを、前回講義を受けて直したものをベースに書いた作品のうち、テレビドラマ脚本1作品、ラジオドラマ脚本1作品を教材に「こう書くべき」「こう書きなおすともっと良くなる」とテクニックを教えてくれました(もちろん赤ペンチェックして提出者全員の返却します)。それにしても選択講義とはいえ、受講生の皆さんの出席率、課題の提出率の高さには頭が下がります。

2016年7月16日(土)

   「エンタテインメント小説(選択)」:宮下隼一さんの「ミステリーの手法で書いてみよう」④の講義が行われました。前回の課題「伏線と回収」「視点の複数化」を活かした原稿用紙4枚のミステリー手法作品のレビュー。課題のような短い作品を、原稿用紙30~50枚の一般小説における短編作品にグレードアップするにはどうしたらいいのか?ポストイットを用いて話を広げるテクニックを具体的に教えてくれました。さらには宮下さんがお手本としている「市民ケーン」、「瓶詰地獄」(夢野久作)、中島らも作品をテキストに、文体から登場人物ネーミング、タイトルまで文章術について熱く語ってくれました。講義はこれで終わりですが、最後の課題は「嘘」がテーマの30枚短編。締切はお盆明けです。

2016年7月15日(金)

   「ショートストーリー(選択)」:藤井青銅さんの「ショートショートを書いてみる」④の講義が行われました。7月1日締切の課題「SF✕家族がテーマのショートショート(原稿用紙10枚以内)」を教材にしたレビュー講義。出席率はもちろん、ほぼ全員提出とあって藤井さんも嬉しい悲鳴。講義2回目の「あらすじ」提出を受けて、直しの指示を素直に活かした人、ゼロから新しい作品を書き直した人など様々。1年生時に様々なジャンルの課題を書いてきた成果か、見事な作品が並びました。

2016年7月8日(金)

   「必修」:藤井青銅さんの「切り口と語り口2.0」③の講義が行われました。全員への課題「衣・食・住に関する800字のコラム」で、来週末の締め切りを前に一足早く書いてきた受講生の作品をテキストに講義。「自分の頭のなかに浮かぶ感情を書く」コラムと、「自分または世の中の評価を書く」評論の違いに戸惑う受講生たちに、自らの体験をもとに「恥ずかしさを乗り越えることが作品を書くこと」という極意を語ってくれました。

2016年7月1日(金)

   脚本家・芳賀倫子さんの「自分史を書く~書いて心を整理する~」の講義が行われました。脚本家でありながら日本初の自分史専門施設「日本自分史センター」(愛知県春日井市)で相談員を務めてきた芳賀さんが、自分史とは何か、何を書くべきか・書いてはダメなのか、出版の方法は、などなど詳しく教えてくれました。

2016年6月25日(土)

   「脚本(選択)」:井出真理さんの「ショートドラマを書こう~実践・プロットから脚本へ~」③の講義が行われました。前回の課題だった「プロット」の直しを全員で回し読みして寸評。ラジオドラマにおけるモノローグ、テレビドラマにおけるト書きの書き方を中心に詳しく説明。いよいよ次回は全員が脚本を書いて提出。

2016年6月25日(土)

  「エンタテインメント小説(選択)」:宮下隼一さんの「ミステリーの手法で書いてみよう」③の講義が行われました。「名探偵コナン」のシナリオハンティングのこぼれ話が前菜。前回のテーマ「父の葬式で母が笑った」をもとに書いて提出した原稿用紙2枚のミステリーをもとに寸評。次回は、視点を複数にして今回の課題を書き直します。

2016年6月24日(金)

   「ショートストーリー(選択)」:藤井青銅さんの「ショートショートを書いてみる」③の講義が行われました。来週7月1日の締め切りを前に一足早く提出し た受講生の作品を全員で読み、良かった点と気になった点を1箇所ずつ指摘しあう合評会を行いました。そして文章の勉強を行なう上で「批評すること」「批評 されること」の重要性を確認しました。

2016年6月17日(金)

   「必修」:司会者でありエッセイスト・島敏光さんの「洒脱な文章術」②の講義が行われました。前回の課題「3つのお題から1つを選んだ400字~600字のエッセイ」をもとに、1人1人の作品についてよい点・今一歩な点を指摘。特に「よいエッセイを書くには、目と耳、そしてそれ以上に足が大事」「もしプロを目指す気持ちがあるのならこの点は改めて下さい」という言葉は受講生の皆さんに響いたようです。

2016年6月10日(金)

   「必修」:藤井青銅さんの「切り口と語り口2.0」②の講義が行われました。前回の課題「衣・食・住についてのコラム」の講評。「自分のことでなく自分の考えを書く」「切り口を明確にして読者にアピールする」という指導のもと、読み応えのあるコラムが多数集まりました。次の課題は、より面白く、より読みやすくするための「ブラッシュアップ」。

2016年6月4日(土)

   「脚本(選択)」:井出真理さんの「ショートドラマを書こう~実践・プロットから脚本へ~」②の講義が行われました。「同じプロットでも映像ドラマと音声ドラマの脚本はこんなに違う」「ショートドラマでは描く出来事をいかに1つに絞るかが大切」をテキストで解説。さらに、受講生が提出した「400字プロット」への個人指導。次回課題は、実際に脚本を書き始めるためのプロット直し。

2016年6月4日(土)

   「エンタテインメント小説(選択)」:宮下隼一さんの「ミステリーの手法で書いてみよう」②の講義が行われました。刑事ドラマ/推理アニメの抱負な実作経験を元にした「伏線と回収」の講義。ご都合主義や「最大公約数の罠」に陥らない方法、先日公開された映画『味園ユニバース』にみる映画ならではの「伏線回収テクニック」などなど、現役作家ならではの役に立つお話でした。次回の課題は「父の葬式で母が笑ったわけ」という題材の800字小説。

2016年6月3日(金)

   「ショートストーリー(選択)」:藤井青銅さんの「ショートショートを書いてみる」②の講義が行われました。テキストは前回の課題「SFテイストな家族の話の800字ストーリーライン」。代表作10本を、受講生自らに読み上げてもらい「いい点/直すべき点」を指摘。その後は全員の机を回って個別指導。次回の課題は、今回の指導を受けて直したストーリーラインをもとにした10枚のショートショート。

2016年5月27日(金)

   「必修」:司会者でありエッセイスト・島敏光さんの「洒脱な文章術」①の講義が行われました。伯父である故・黒澤明監督の言葉、作家で成功する秘訣「まこと」「とどまつ」など、名調子で含蓄ある言葉を説明。そしてエッセイの実作。2年生だけに「手垢のついていない表現で」という、プロ並みのハードルが課されました。ちなみに、現在発売中のベストセラー「爺のひまつぶし」はこちらから。

2016年5月20日(金)

   「必修」:藤井青銅さんの「切り口と語り口2.0」①の講義が行われました。1年生の5~6月に行われた「文章のセンス」の実践版。自分の経験や人生を書く「エッセイ」ではなく、自分の完成で世の中を切る「コラム」を実際に書いてみる講義。テーマと切り口が指定されました。コラム執筆の依頼を受けた受講生の皆さん、どんな作品を書いてくるのでしょうか?

2016年5月14日(土)

   「脚本(選択)」:井出真理さんの「ショートドラマを書こう~実践・プロットから脚本へ~」①の講義が行われました。「ドラマの設計図」である脚本を書く前には、「脚本の設計図」である魅力的なプロットが必要、ということでプロットの書き方をいちから説明。実際に書かれたラジオドラマと、そのプロットを比較して、詳しく教えてくれました。課題は「800字プロット」。

2016年5月14日(土)

   「エンタテインメント小説(選択)」:宮下隼一さんの「ミステリーの手法で書いてみよう」①の講義が行われました。「ミステリーとは何か?」「ミステリー最大の特徴は何か?」「その特徴を活かすために必要なことは何か?」を詳しく説明した上で実作。今回の課題は伏線とその回収を考えたストーリーを800字でつくり上げる。全4回でミステリー短編の完成を目指します。

2016年5月13日(金)

   「ショートストーリー(選択)」:藤井青銅さんの「ショートショートを書いてみる」①の講義が行われました。藤井さん自ら、1980年代に松田聖子さんの番組で1周間に1本ラジオドラマ書いていた時に使っていたという「強制発想ノート」を押し入れの中から取り出してきて秘伝を伝授。「三人称・主人公の固有名詞なし」で星新一式ショートショートの完成が目標です。